分析と持論を書いていく処

分析・仮説・持論を滔々と述べています|異論は認めます│こんな世界の見方もあるのだなという気付きを得て、楽しんでいただいたり、問題解決に役立てていただければと存じます

父・子ども・母

1. 人の内には、父と子どもと母がいるのではないか。

人生において求めるものは何かと考えると、この三者の誰を取るかということに行き当たるように思える。

2. 父は、
論理的で、科学的で、
ただそこに居座って強固な城壁を築く。
ただそこの点から少しずつ領土を広げてゆく。

その中は、静かで平和で、
どんなに辛く弱く傷ついた者にも
優しい場であり、安心できる場である。

子どもは、
どんなに苦しい状況でも、
好きなことに向かって、
「行ってみようよ」と笑って手を引く。

素直でどこまでも真っ直ぐである。

母は、
父と子どもを見ている。

ただ見ており、
微笑んですべてを許してしまう。

常に隣に側に居て、
「それでいいのよ」と肯定するのみ。

3. 父は
傷ついた者どものためにはじめたはずの城壁建築に夢中になり、
母と子どもに目を向けなくなる。

すると、
未来へ目を向け自身を許すことが怖くなる。

ただこの時を生きるのみ。

子どもという情熱よりも城壁そのものである現実を愛するように。

子どもは、
父や母を導くために先を見て手を引き続けはじめたはずなのに、
未来以外に目を向けなくなる。

すると、
今の平和な場に目を向け自身を許すことが怖くなる。

現実から乖離して薔薇色の未来という夢想の中で暮らすように。

未来に生き、今からは逃げ続けるように。

母は、
傷ついた子どもと父を救うため許しはじめたはずなのに、
いつしか傷ついた他者を求めてさすらうように。

父と子どもに目を向けなくなる。

すると、
平和な場や未来に目を向けることが怖くなる。

傷だらけになっても自身の身をなげうつように。

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4. 父は、安心、計画、ブレイン
子どもは、勇気、指針、リーダー
母は、癒やし、受容、ヒーラー

5. 傷つき泣くまでが最も強いのが、
父、次に子ども、最後に母。

父はあらゆる手段で傷つけさせない。

特に弱った者を守るためには、
どこまでも強くなる。

傷つき泣いてから最も強いのが、
母、次に子ども、最後に父。 

父は城壁を壊され傷ついたら致命傷である。

母と子どもに目を向けぬ限り、
傷は癒えない。


ここ迄読んで頂きありがとうございます。
今日も良い一日をお過ごしください。