分析と持論を書いていく処

分析・仮説・持論を滔々と述べています|異論は認めます│こんな世界の見方もあるのだなという気付きを得て、楽しんでいただいたり、問題解決に役立てていただければと存じます

西洋哲学史区分を論文風にまとめようと思ったけどやめた書きかけを置いておきます。興味ある方の参考になれば幸いです

はじめに ヴィンデルバント(W.Windelband,1848‐1915)によれば、「哲学史はすなわち哲学的な問題形成の作業場でありまた体系への準備であるべきである」という。(岡崎1988:112)ヴィンデルバントによるこの言葉は、哲学的な問題形成のためにどう哲学史…

豚と肉屋 Pigs and butchers

とある村に 豚たちと肉屋がいました。ある日、 肉屋は豚たちに 自分の仕事を手伝うようにと 言いました。ある豚は、 肉屋を信じていたので、 肉屋を応援しました。ある豚は、 自分も肉屋であると思っていたので、 肉屋に手を貸しました。ある豚は、 きっと自…

厭世的な考え方かもしれませんが、俗に言う幸福とは幻想であり、例えば、豊かになるために金儲けや力を欲すること、快楽やポジティブな感情・感覚を得ようとすることなどは、死ぬ迄の暇潰しであるように思います。若しくは、恐怖や無力感や罪悪感といった感…

自慢には、自身の偉大さを語るものだけでなく、自身の悲惨さ・悲痛さを訴えるものもあるように思います。無力な自分に絶望しているのかもしれません。どちらも、優越感/劣等感や嫉妬の制御(認識、受容)を放棄した外部への働きかけであるように思います。…

自分が諦めた夢を追っている人やそれを叶えている人に対し、自分は何を感じるでしょうか。嫉妬か。勇気か。喜びか。お読みいただきありがとうございました。 今日も良い一日をお過ごしください。

「毎秒ごとにわたしは死んでいく」と感じます。ゆえに、時間が自分を急かします。お読みいただきありがとうございました。 今日も良い一日をお過ごしください。

完全さと強さを求めるほど、感受性は麻痺し、悲しくても涙が出なくなり、嬉しくても笑わなくなり、自分の気持ちを感じられなくなり、どんなことでも怖れも喜びもなく淡々とこなしていき、常に冷静で、規範や信念に忠実で、ミスもせず、リスクも取れるように…

あなたが、あなたを脅かし辱め傷つけた敵を憎めば憎むほど、討ち滅ぼしたいと思えば思うほど、あなたはその敵と同一化し、その敵があなたを脅かし辱め傷つけた方法で、敵を含めた他人を脅かすのではないでしょうか。怒りと絶望を利用して行動するとはそうい…

科学は暫定的なので科学なのだと思います。科学を絶対的なものとみなしたらそれはもう信仰ではないでしょうか。これ迄の科学者たちの努力により、科学的手法による結果は限りなく絶対的に客観的であるように思います。ですが科学者とは、論理や公理を信仰す…

いわゆる「世の中の仕組みを知る」とは世の中の上下関係を知ることである気がします。いわゆる「世渡り上手」とは「上に媚びる」「勝ち馬に乗る」「長いものに巻かれる」ということである気がします。お読みいただきありがとうございました。 今日も良い一日…

憎しみと激怒と衝動的な欲望と過度な同情は、合理性と慎重さを奪い、様々なグラデーションを一色に塗りつぶしてしまうように思います。未来・他者理解にバイアスがかかり結果的に大損に繋がる短絡的な行動に出がちであるようにも思います。自身の万能感に酔…

能力と人格は別物であるように思います。つまり、幸福な人や人徳者や人気者であるから能力が高いとは限らず、人格が破綻した天才や問題を抱える成功者や不幸な人であるから能力がないとは限らないのではないでしょうか。そしてそれは、能力とは詰まるところ…

『ベイビーステップ』の「無気力→怒り→重圧→挑戦」理論に少しアレンジを加えて図示してみました。 無気力:「無理だ」「無力だ」「できない」「負けて当然だ」「勝てない」「どうなろうとどうでもいい」「どうにでもなれ」 動けなくなり停滞したりなすがまま…

あの人は「何を言うか考えている」「怖くて何も言い返せない」「正論すぎてぐうの音も出ない」のではなく、「沈黙する」ということでわたしに答えているのかもしれません。お読みいただきありがとうございました。 今日も良い一日をお過ごしください。

「世の中は金・地位・力じゃない」という主張は、依存的で空想に逃避する怠惰なロマンチストの建前に近いきれいごとであり、「慈善は偽善で世の中は弱肉強食」という主張は、寄生的で搾取的で万能感に逃避するナルシシズムの誇大妄想である気がします。実際…

あなたや多くの人々は、あの人を狂人・罪人・病人と呼ぶかもしれませんが、あの人からみればあなたや多くの人々が狂人・罪人・病人であるのではないでしょうか。お読みいただきありがとうございました。 今日も良い一日をお過ごしください。

「他者とは自分の鏡に過ぎない」という見方があります。つまり、鬼は人のうちにも鬼を見るだけであり、凶悪な者に怯える者は自身の内にある凶悪性に怯えているのであり、悪を憎み嫌い悪と闘う者は自身のなかに悪を見て闘っている、という見方のことです。確…

才能とは、それによって苦しみ、それによって足元をすくわれ、それによって生かされ、それによって喜び、それによって死ぬものであるのではないでしょうか。お読みいただきありがとうございました。 今日も良い一日をお過ごしください。

有能になりたいと望む人がいますが、俗にいう無能であっても、それを憂う必要はないのかもしれません。自分の身の丈にあった生き方をしないと、人は破滅する場合が多いように思うからです。さらに、有能な者は無能な者の見えない絶望や悲しみや喜びや自由を…

視点が低いと思いつく問題解決案がちんけなものになりがちかもしれません。多くの人がやっていることは、真似されて真似されて真似されて、擦り切れているように思うためです。再現性が高いアイデアとはそういうものなのではないでしょうか。 また、こういう…

本質主義の立場に立つと、お金を得て欲望を満たすことは、常に次善の策であると感じます。つまり、人生における最善の解ではないということです。ゆえに、お金にしがみつけば、最悪は回避できますが、人生の本質を見失うように思います。人生の本質とは、「…

情報に触れるときは、数多くのジャンルにおける極端な人の発信したものに触れるという方法もあるのかもしれません。そうすると、自分の中の固定化した常識が壊され、外柔内剛になるような気もします。お読みいただきありがとうございました。 今日も良い一日…

哲学者のニーチェは、道徳を、弱者の恨みに基づく戦略だと考えましたが、寧ろ中途半端な強者の戦略であるように思います。本当の弱者は、道徳などかなぐり捨てなければ生きていけないからです。そういう意味で、本当の強者と弱者は全く同じ価値観を共有して…

「才能」という言葉が流行りもてはやされている気がしますが、「才能」を定義するならば、「持病」であり、自分が一生付き合っていかなければならない特徴、となるように思います。そして、これに引き摺り回されて生きるのは、辛く幸福のない人生だとも感じ…

AIが台頭するにあたって、市場価値についていえば、頭を良くして(情報処理能力、語彙力、記憶力などの向上を目指して)もシンギュラリティが起こりそうだから価値が無くなりそうだし、単純労働などもってのほかだと感じます。生活の為に働くという受け身な…

書物等から、説得術など、世の中でのし上がるために大衆にとって必要な情報を大量に集め、それをまとめて整理したものを教えることで授業料を取る、というやり方がここ数年の商売で流行っているように思いますが、(これらは、情報格差を利用した商売、情報…

どんな立場も世界のほんの一側面・一部分に過ぎないという前提に立ち、様々な立場から多面的に世界を観察してみると、絶対的なものは存在しないような気もします。外界はあくまでも中立的な場で、信じる対象は、その個人が内に持つものなのかもしれません。…

比較や競争を好む性質である者で、中途半端な者ほどたちの悪いものはないように思います。というのも、嫉妬深く、傲慢で、怠惰で、自己を過大評価する、といった傾向にあることが多いように思う為です。ある一つのものに自身の人生を捧げるには勇気が足りず…

勉強とは学ぶということであり、学ぶとは真似するということであるから、守破離の「守」までしか到達していないように思います。学ぶときは精神は安定しかなり正気でありただ根気で努力すればいいだけなので体力がある者が有利に思いますが、次には、それを…

競争で圧倒的に勝ちたいなら、損得勘定を超越して、見返りを求めずにやり続けるものをやるといいように思います。見返りのありそうなものは、皆やっており、するとその市場は既に飽和しているはずだからです。リスクへの恐怖を上回る情熱と好奇心を掻き立て…