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あなたが、あなたを脅かし辱め傷つけた敵を憎めば憎むほど、討ち滅ぼしたいと思えば思うほど、あなたはその敵と同一化し、その敵があなたを脅かし辱め傷つけた方法で、敵を含めた他人を脅かすのではないでしょうか。
怒りと絶望を利用して行動するとはそういうことであるように思います。
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科学は暫定的なので科学なのだと思います。
科学を絶対的なものとみなしたらそれはもう信仰ではないでしょうか。
これ迄の科学者たちの努力により、科学的手法による結果は限りなく絶対的に客観的であるように思います。
ですが科学者とは、論理や公理を信仰する人ではなく真理を探求する人であるように思いますから、そうであるとすると、科学的手法それ自体に対する批判的視点を前提として持たないのはどうなのかとも思うということです。
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いわゆる「世の中の仕組みを知る」とは世の中の上下関係を知ることである気がします。
いわゆる「世渡り上手」とは「上に媚びる」「勝ち馬に乗る」「長いものに巻かれる」ということである気がします。
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憎しみと激怒と衝動的な欲望と過度な同情は、合理性と慎重さを奪い、様々なグラデーションを一色に塗りつぶしてしまうように思います。
未来・他者理解にバイアスがかかり結果的に大損に繋がる短絡的な行動に出がちであるようにも思います。
自身の万能感に酔いしれている時ほど万能からは遠く脆弱であるゆえに、自身の弱さと脆さを正確に把握するのが大事ではないでしょうか。
しかし、また逆も言えるように思います。
つまり、憎しみや怒りや欲望や情がなければ、人はいつまでも行動しないのではないでしょうか。
というのも、そもそも、究極的には、行動自体が、感情や欲に基づいた非合理な賭けでリスクを取るものであるように思うためです。
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能力と人格は別物であるように思います。
つまり、幸福な人や人徳者や人気者であるから能力が高いとは限らず、人格が破綻した天才や問題を抱える成功者や不幸な人であるから能力がないとは限らないのではないでしょうか。
そしてそれは、能力とは詰まるところ力であり、ゆえに幸福感に直接的には寄与しないからかもしれません。
なお、ここでの幸福感の定義は、セロトニン、ドーパミン、オキシトシンによって引き起こされる感覚とします。
また、能力とは、持っているか否かについてほぼ不平等である一方で、その力を及ぼす対象についてはほぼ平等であり、幸福感とは、持っているか否かについてはほぼ平等である一方で、その力を及ぼす対象についてはほぼ不平等であるように思います。
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『ベイビーステップ』の「無気力→怒り→重圧→挑戦」理論に少しアレンジを加えて図示してみました。
無気力:「無理だ」「無力だ」「できない」「負けて当然だ」「勝てない」「どうなろうとどうでもいい」「どうにでもなれ」
動けなくなり停滞したりなすがままになる
怒り:「なんでこんなこともできないんだ」「なんで勝てないんだ」「なめやがって」「ふざけるな」
ミスをしやすく精度が落ち足元をすくわれやすい
重圧:「勝たなければ」「できなければ」「勝ちたい」「負けたくない」「負けるはずがない」 「できないはずがない」
緊張して力をあまり発揮できない
挑戦:「現状の自分のできる限りでやってみよう」「やるだけやってみよう」「失敗するかもしれないけれど挑んでみよう」
程良い緊張感を持ち、現状や重圧を受け入れ、自分の力を最大限発揮できる
cf)https://capsule-sider.hatenadiary.jp/entry/2017/03/25/140636
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あの人は「何を言うか考えている」「怖くて何も言い返せない」「正論すぎてぐうの音も出ない」のではなく、「沈黙する」ということでわたしに答えているのかもしれません。
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