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憎しみと激怒と衝動的な欲望と過度な同情は、合理性と慎重さを奪い、様々なグラデーションを一色に塗りつぶしてしまうように思います。
未来・他者理解にバイアスがかかり結果的に大損に繋がる短絡的な行動に出がちであるようにも思います。
自身の万能感に酔いしれている時ほど万能からは遠く脆弱であるゆえに、自身の弱さと脆さを正確に把握するのが大事ではないでしょうか。
しかし、また逆も言えるように思います。
つまり、憎しみや怒りや欲望や情がなければ、人はいつまでも行動しないのではないでしょうか。
というのも、そもそも、究極的には、行動自体が、感情や欲に基づいた非合理な賭けでリスクを取るものであるように思うためです。
お読みいただきありがとうございました。
今日も良い一日をお過ごしください。