分析と持論を書いていく処

分析・仮説・持論を滔々と述べています|異論は認めます│こんな世界の見方もあるのだなという気付きを得て、楽しんでいただいたり、問題解決に役立てていただければと存じます

人の言動に影響を与える精神内の指令(司令)には、偏りはあるものの、父性的なものと母性的なものが存在するように思います。

父性的な指令は、規律のもと個人の行動を統治し支配し、勇気と自我を与えるような気がします。

母性的な指令は、感情のもと個人の行動を利他的に貢献的にし、癒しと客観を与えるような気がします。

そして、この両者のイメージが、互いを必要とし、その必要性を認識し、信頼しあわない時、その者の精神と行動は、ダークサイド(悪)とされるものに傾くように思います。

ダークサイドとされるものとは、詰まるところ社会における調和を乱すものであるように思います。そしてもしそうであるとするならば、自身の中で父性と母性がバランスしておらず自身の内部の調和が乱されている時、それが表出し、自身の外部の調和をも乱すのではないでしょうか。

また、具体的には、父性が強いと、既存の権威(規律)に対して反抗的になり過ぎることで調和を乱し(例えば、非情なことをする、独善的である等)、母性が強いと、既存の権威を盲信し堅持しようとし過ぎる(例えば、宗教や特定の思想に感化される、騙される等)か、逆にこれを全く無視すること(例えば、衝動的に動く、自己管理ができない等)で調和を乱すように思います。

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