分析と持論を書いていく処

分析・仮説・持論を滔々と述べています|異論は認めます│こんな世界の見方もあるのだなという気付きを得て、楽しんでいただいたり、問題解決に役立てていただければと存じます

A. 感情を持つ自分を好めば、生を受け入れ、平安を得られるような気がします。
また、宗教や倫理や芸術や教育を好むようになるのではないでしょうか。

欲を持つ自分を好めば、生を受け入れ、自分だけの人生を生きられるような気がします。
また、経済や法や政治を好むようになるのではないでしょうか。

思考を持つ自分を好めば、すべてを知り、叶えることができるような気がします。
また、哲学や科学を好むようになるのではないでしょうか。

B. そして、上記三種の自分を平等に受け入れ、自身の精神の内に併存させることが、ほぼ永続的・普遍的である精神的平穏を得ることに繋がるように感じます。対して、一種のみに執着すると、束の間の平穏を得るに留まるように思います。

ピュタゴラスあたりの時代で、大宇宙/小宇宙みたいな話があった気がしますが、それと似た考えかもしれません。

もし、感情と欲が対立したならば、他者貢献欲と自己実現欲を選び、感情と思考が対立したならば、思考を感情の為に使い、感情を思考の為に感じるようにし、欲と思考が対立したならば、思考を欲の為に使い、欲を思考の為に使うようにすれば、対立を解決し、精神的安定を保てる気がします。

つまり、この対立が解決できないと精神病や希死念慮に陥るような気もします。

C. 更に自身・社会・世界の調和を求めるならば、三種の自分を受け入れる際は、より普遍的な三種を持つ自分を好むことが有効である気がします。

つまり、感情ならば、全人類の持つ怒りを、全人類の持つ悲しみを、全人類の持つ喜び等を持ち、欲ならば、全人類の持つ欲を持ち、思考ならば、全人類、及び、全事象に適用される論理に従うという意味です。

カントや原理主義っぽい考えかもしれません。

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