思考と感情の入れ子構造
A.
○一次的思考
例)
全てを無理に精神に帰着させようとする訳ではありませんが、どんな状況であっても、自身の精神が安定しており、事実から目をそらさず、自身の感情や欲求や思考を把握していれば、特に人生には山も谷も無いように思います。(他の人から見ればそうであったとしても)
○一次的情熱
例)
・ものを作り出したいです。
・人を助けたいです。
・一番になりたい。有名になりたいです。
・好きなことだけをして生きたいです。
たとえどんなに辛くとも、どうしてもしたいです。このことを思うと、これ以外のことがどうでもよくなります。夜も眠れないほどわくわくします。このことしか考えられません。
○一次的情熱を分析し敵視・危険視する一次的思考
例)
情熱は狂気・凶器であると感じます。
情熱の世界には自分しか存在しない為です。他者が居ない為です。
その為、良くも悪くも独裁で、力強さと、躍動感と、恐怖などが、混ざり合っているように思います。
人生の捉え方が物語的になるように思います。また、熱狂を生みます。
○一次的思考を固定化させる一次的情熱
例)
・事実は事実である必要があると感じます。物語ではなく。そうでなければ、神話と同じものになってしまうためです。
・一時の感情で物事を決めずに、未来においてどうしたいのか、そのために何をしたら良いのか、よく考えて行動すべきです。
○一次的な情熱と思考を統合する為の二次的思考
例)
何が真実か。どの価値観に立つか。
常々、価値観は並行して走っていると感じます。
他方から見れば愚かで誤りで弱く、もう一方から見れば賢く正しく強い。
双方が離れすぎると狂気に感じるだけで理解できなくなるように思います。
理解しようとすると、自分が急激に変化し、足場がないような恐れを感じます。
○一次的な情熱と思考を統合する為の二次的情熱
例)
影響を受けたくないです。
それは、結局他人の人生をなぞるだけで、そこに新しさや独創性は皆無であるからです。
言い換えれば、自己はそこにあると言う確信があります。
だから、偉人を尊敬することも、他者を軽蔑することもしたくないです。
B.
このような構造を持つなかで、自身を保つためには、統合していくためにメタ認知の階段を登っていくしかないように思います。
ある感情や思考や欲求を日々記録していって、一定期間でメタ分析し、更にそれをメタ分析し…を繰り返せば、自身を統合し得る普遍的な法則が見つかるかもしれない、とも感じます。
しかし、その統合したい、という意志もまた、単なる恐怖という原始的な感情からきているのかもしれません。
すると、最終的には、カントの定言命法みたいなものに行き着く気もします。
ここ迄読んでいただきありがとうございます。今日も良い一日をお過ごしください。