分析と持論を書いていく処

分析・仮説・持論を滔々と述べています|異論は認めます│こんな世界の見方もあるのだなという気付きを得て、楽しんでいただいたり、問題解決に役立てていただければと存じます

なぜ出世を目的とするのか?

1.組織内で出世・昇進ができる、とは、周囲からの自身への評価をある程度コントロールできる、ということのように思います。

そのための手段は、例えば、
上司へのまめなほうれん草(?)であったり、
自身の能力を上げることだったり、
自身の能力をプレゼンすることであったり、
部下の面倒を見て功績を上げたり、
将来自身に仇なしそうな面倒そうな人を懐柔したり、
故意に噂を流したり(褒めたり貶したり)、
相手の印象に残るような会話を心がけたり、
といったものがあるかもしれません。

よって、テクニカルな人間関係のプロになること、
と換言できるように思います。

2. また、行き先は既に決められています。

そのため、出世・昇進とは、

自身の欲求と向き合い人生の行き先を決めることが自分にはできないと諦め、出世・昇進という決まったレールの上に自己実現があると考えるようになった、俗に言う頭の良い人(エリート)の本業(1)であるか、

承認欲求を求めた結果(2)であるか、

サイコパシー特性が高く、マキャベリズム的な考えを持つ人にとっての退屈しのぎの暇つぶし(3)であるか、

ということになるように思います。

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3. (1)の場合は、

理性が強すぎて、
欲求が感じられなくなっていたり、
欲求を禁じていたり、
といったことが原因であると感じます。

いわゆる優等生と換言できるかもしれません。

彼らは、自身は何が好きで、何をしたいのか、何になりたいのか、という問いに答えることができない人

(強いて言うならば、何をすべきか、で行動することが好きであり、したいことであり、そうする人になりたい、と答えることのできる人)

であるようにも思います。

そして、そのように理性的な人物を理想とする背景には、

過去に経験した痛みや苦しみを回避したい、損失を回避したい、という強い安全欲求があると感じます。

そうすると、自身が得をする為に、テクニカルな人間関係のプロになることを目指すようになる一方で、

それは、もし全ての制限が無い場合に目指すような自身がなりたい姿ではない場合が多いのではないでしょうか。

4. また、(3)の場合は、自身が得をする為に、テクニカルな人間関係のプロになること、が本当に心から望む目的である場合です。

彼らは、最終的には、人生における刺激を目的にしている為、出世・昇進そのものに興味があるわけではないと思います。

ここ迄読んでいただきありがとうございました。
今日も良い一日をお過ごしください。