分析と持論を書いていく処

分析・仮説・持論を滔々と述べています|異論は認めます│こんな世界の見方もあるのだなという気付きを得て、楽しんでいただいたり、問題解決に役立てていただければと存じます

出世と欲求/出世と信用

○出世と欲求

1.出世は、自身の欲(~してほしい、という動機)から、
自身や他者を制御する、という過程がその達成の途に含まれるように感じます。

そして、自身や他者を動かしたいという欲は、目的に固執したときに生まれるとも感じます。

つまり、その時々の欲求に従っていれば、そのような欲は生まれず、
欲求に従わなくては、と考えた途端、そのような欲が生まれるように思います。

2. そのような行為を正当化するためには、結果主義、帰結主義に立ち、動機による自己評価をなくす、という方法があるように思います。

つまり、自身の都合で相手を制御しようとしたか、それとも真に相手のためを思って制御しようとしたかなんて、外から見たらわからないのだから、相手が満足したならいいじゃないか、
という態度に立つ、ということです。

そうすると、自身のその時々の欲求に対する素直さが破棄されるように感じます。

そして、このような欲求を失ったり、欲求に対する素直さを失うと、
掲げていた目的の意義(なぜその目的を立てたのか?)と、それを達成するための動力を失うように思います。
(慣性で目的を達成することは可能だと思います。)

f:id:give-info:20200119182944j:plain

○出世と信用

3. また、出世の結果、権威を得ることになるわけですが、
権威とは、それまで積み上げてきた他者評価、つまり、他者からの信用の蓄積によって成るもののように思います。

信用を失えば、権威というものは存在しないように感じます。

紙幣と同じく、です。

4.そして、信用とは、思い込み・期待である、と感じます。

そうだとすれば、いかに多くの人々の思い込みと期待を生み出し、これを維持するか、ということが、権威を持つことの本質であり、権威が存在する意味であるように思います。

このような多くの人々の思い込みは、実現されて事実となり、最早思い込みでなくなることが多いとも感じます。

また、そのような思い込みがなくては、人は行動することができないようにも思います。

ここ迄読んでいただきありがとうございます。
今日も良い一日をお過ごしください。