分析と持論を書いていく処

分析・仮説・持論を滔々と述べています|異論は認めます│こんな世界の見方もあるのだなという気付きを得て、楽しんでいただいたり、問題解決に役立てていただければと存じます

こんばんは。

本日は、各個人に力を及ぼしうる普遍的な法則とは何か?ということを考えてみようと思います。

先ず、「人間」の共通点には、「生物である」「生死がある」といったことくらいしかないように思います。

さらに範囲を「生物」「物体」に拡大すれば、共通点は、「時空に存在する」といったことになるように思います。

そうであるとすれば、「時空」と「生死(消滅・生成)」に関する法則が、個人の普遍的な法といえるのかもしれません。

そして、これらが最も力のあるものだとも感じます。

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一方で、個人的に、そう思うとこれに逆らいたくもなります。これらに干渉を受けない自我を確かめたくなります。そのような法則を探したくなります。

時空や生死を制御する更に上位の力はあるのか?あるいは、それらの力を受けない法則はあるのか?と問いたくなります。

ちなみに、力を求める者は前者の問いを好み、力を遠ざけようとする者は後者の問いを好むようにも思います。

例えば、どんな知識も暫定的なものであり、改善の余地がある、とする考え方、いわゆる科学的な考え方は、それら問いの答えになるかもしれません。

あるいは、個人的に、このような問い・思想・論理・言葉自体が、前記の法則から自由でないと思うがゆえに、
「発見」、特に、パラダイムシフト的な認識の変化や転倒が、それらの法則から自由であり、それらの法則を制御する可能性をもっていると感じます。

「可能性・不確実性」という概念もそうかもしれません。

まとめれば、普遍的な法則に関わりうるものは、「時空」「生死」と、それらの普遍性を問い続ける「科学的問い・暫定性」、それらを覆し得る「発見」、それらを揺るがし得る「可能性・不確実性」ということになります。

さらにさかのぼれば、それらの「表象」「概念」であるのかもしれません。

ただし、歴史的にみると、やはり最後には、その者の「信仰」、つまり、その者が選び取ったそれ以上疑いようのない認識や思想や世界観や感覚などに帰着するように思います。

だから、最も主観的である(外部の何ものとも共有できない)もの・ことが最も普遍的であるとも感じます。

最も創造的で独特のものと言い換えてもいいかもしれません。

それを「概念」として「言葉」で定義付けした時点で、主観性はだいぶ失われるように思います。

従って、各個人に最も力を及ぼす普遍的な法則は、その個人だけが持つ独特の主観であるように思います。

そうであるとすると、平等と自由は、究極的には一致すると言えるのかもしれません。


お読みいただきありがとうございました。