分析と持論を書いていく処

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自分が関係を持ちたいと思った人へのアポの取り付け方【初心者向け】

こんばんは。

今日は、ビジネス的な話をしたいと思います。

メールの書き方についてで、経験上、個人的に効果が高いと思った方法についてです。

以前も書いたのですが、さらに詳しくマニアックに突き詰めていきたいと思います。

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以下、自分が関係を持ちたいと思った人にアポを取る時に自分がしていたことです。(最近はアポ自体を取っていませんので、過去の話)

1. 相手が著作を出していればひと通り読む。出していなければ、SNSやブログ等をひと通りチェックする。

2. それらの内容に興味を持ち、それらに関する質問をつくる。

3. それらの質問をメールに書いて送る。

4. 返信が来たら、御礼をして、 会いたい理由と、会って話せないかどうか、再度送る。

5. 承諾されなかったら、御礼を言って、成功者の美談や昔話のように粘るか決断する。承諾されたら、日時・場所等の調整をする。

6. 場所を用意できるならば、相手に配慮した場所を用意し案内を送る。

7. こちらからの送信で終わらせる。


こんなところですかね。全体のポイントとしては、相手に敬意を示すために、相手を優先し持ち上げつつも、自分の好奇心だけは譲らない、というバランス感覚です。

但し、したでに出つつ、相手に頼みごとをする(依存する)という風に、上下関係を作り、その弱い立場に自分を置くことになるので、乱用すると、相手に上に乗られたり、都合よく使われてしまうので、そこは注意です。実際に、これをやりすぎて筆者は、怒りから、一方的かつなんの前触れもなく相手との関係を断絶するという暴挙に出た失敗経験があります。

よって、自分の好奇心をよく選別し、自分の欲が自分のプライドをこえた時にのみ使用したほうがいいかもしれません。また、自身の自尊心を下げられる(それが継続的に行われれば、ハラスメントや虐めとなる)というリスクもあるように思います。

長くなってしまいましたが、以上が全体のポイントでした。

では次に、詳しく話していきます。

1. 相手が著作を出していればひと通り読む。出していなければ、SNSやブログ等をひと通りチェックする。

これは、会いたい相手のどんな所に魅力を感じたのかをはっきりさせる自己分析的な意味もあります。これによって、自分の欲が明確になり、キャリアの方向性が定まってきたりするかもしれません。

また、相手に対する興味を高めることで、モチベーションを得る意味もあります。 

2. それらの内容に興味を持ち、それらに関する質問をつくる。

紙に書き出したりして文字化させ、疑問を作ることで、より自身の興味や欲が明確化します。

一般的なところを聞いても「なぜこの人は自分に興味を持ったのだろうか」と思われて訝しがられるだけな上に、そもそも会うメリットがなくなるので、相手が詳しい専門的なところを聞くのがよいと思います。但し、その際に、知ったかぶりをしたりマウントをとらないことは必至です。これは前記した全体のポイントに反するためです。

この質問の目的は、自身に「あなたに対する好奇心がある」ということをアピールしたり、ただ単に自身は「好奇心を持つ」人間である、ということをアピールすることにあるので、実際にそのことに興味が無くてもいいです。

ですが、やはり、自分に嘘をつくと、疲れたり、相手に怒りがわいて、攻撃してしまったり、逆に我慢してしまったり、何より、その相手と長い付き合いになった時、後で信用を失ったりするので、本当に興味がある内容であるほうがより良いように思います。 

「あなたに対する好奇心がある」ということをアピールする目的は、返報性を期待して、相手にもこちらに好奇心を持ってもらうということです。

自身は「好奇心を持つ」人間である、ということをアピールする目的は、相手に自身の将来性
を匂わせることです。好奇心旺盛であるということは、社会的成功と関係しているからです。

つまり、自分よりも社会的地位の高い人に対して有効な方法といえるかもしれません。

ちなみに、対面の場合の質問について話をすれば、これは、メンタルが強い人は、議論のような、批判的な質問でも良いと思います。

つまり、「(相手の名前)さんは、○○と仰られてますが、例えば、こういう意見が一般にあります。にもかかわらず、なぜ、○○と捉えるのでしょうか?」

暗に知識量をアピールできて、頭が良さそうにみられるかもしれません。

また、アドバイスを求める感じのもありかもしれません。
「これについて、私は□□だと思うのですが、(相手の名前)さんから見てこの意見はどう思われるでしょうか?もしよろしければお教えいただけませんか?(何かアドバイスいただけませんか?)」という感じで質問をする、ということです。インタビューみたいな感じです。

3. それらの質問をメールに書いて送る。

書き出しの例は、
「初めてメールをさせていただきます。」
「突然のメールをお許しください。」等々、まあよくあるものでいいかなと思います。

次に自己紹介をします。
「(相手の名前)さんの著作を拝読しました◯◯と申します。」
「(所属する共同体名)の◯◯と申します。」みたいな感じです。

まあ、個人として相手に自分を印象付けたいのか、組織人として相手に自分を印象付けたいのかの違いによって、使い分ければいいと思います。

あえて、組織名を述べつつも、自分は個人的に貴方と関係を持ちたい、あわよくば、個人的にビジネスに繋げたい、という態度を示すのもありかもしれません。

続いて、相手にメールをした目的を簡潔に伝えます。
「(著作名等)について疑問(質問)があり、メールをさせていただきました。」みたいな風でいいと思います。

自分の拘りがあれば、それでいいと思いますが、変に気取った感じで、難しい語彙を使ったり、相手がわからなそうな単語や言い回しを使うのは、前記した、相手を優先することから外れるのでNGです。また、慇懃無礼な感じになったり、寧ろ知能が低いと受け取られたりするかもしれず、これは今回の目的達成(相手とのアポを取り付けること)を阻害するので、そういう意味でもNGです。まあ、上級者なら、そう感じさせないことも可能かもしれませんが。

そして、質問内容を書きます。
「◯◯について、□□に△△とありますが、これについて詳しく知りたいと思っております。というのも、私は現在、☆☆をしており、その際の✕✕に△△が関係していたためです。」

自分のしている仕事内容とかを話すと、信頼されすいと思います。履歴書と同じですね。

そして、返信を求める文とお願いの定型文で締めます。
「お返事頂ければ幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。」的な言い方です。謙譲語や尊敬語の堅さは、相手の地位や業界によって使い分ければいいように思います。

最後によくある自分の名前やメールアドレス等の署名をのっけて完成です。

4. 返信が来たら、御礼をして、 会いたい理由と、会って話せないかどうか、再度送る。

返信が来ないことは普通と思い、来なくても放置しておきます。もしかすると、1ヶ月後くらいに返事があるかもしれません。

返事があれば、返信をする労力と時間を相手が自分にかけてくれたことに対して御礼をします。
「ご返信ありがとうございます」「お返事ありがとうございます」みたいな感じです。

そして、相手がこちらに注意を向けてくれたこのチャンスを捉える為、会いたい理由を述べてから、会ってくれないかを尋ねます。

二度お願いをするので、「誠に勝手ながら」とかのへりくだり枕詞を入れると良いように思います。

5. 承諾されなかったら、御礼を言って、成功者の美談や昔話のように粘るか決断する。承諾されたら、日時・場所等の調整をする。

断わられた場合、「まあ、予想通りだな。返信くれただけ有り難い」と思い、自分の頑張りをよく褒めます。そして、他に興味がありそうな人がいれば、次、その人へコンタクトを取ります。

承諾された場合、「よし、来たぞ、運が巡ってきた。油断せず行こう」と気を引き締めます。

相手から日時・時間等の指定があれば、それと自身の予定を擦り合わせて、自分の都合の良い日時を相手へ送ります。無ければ、自分の都合の良い日時を複数送り、相手にそれをしてもらいます。

6. 場所を用意できるならば、相手に配慮した場所を用意し案内を送る。

相手による場所指定等なければ、地理的に相手に合わせた場所や店を選び、その地図などを添付して送ります。

以上になります。

メールではなく、TwitterのDMやFacebookのコメントでやり取りして会ったり、LINEを使うというのもありかもしれません。メールよりも堅苦しくない印象になるので、軽く見られて断られやすかったり、逆に、すぐ距離が縮まって即アポを取れるかもしれません。個人的に、そのような方法は自分には合わないと感じたので、紹介しませんでしたが、いずれにせよ、自分に合う方法を各々選ぶことをお勧めさせていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。成功の一助になりましたら幸いです。