分析と持論を書いていく処

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後悔をしない方法とは?

後悔しないように○○すべきである、という文言をみかけたことがあります。

ですが、本当に後悔をしないことは可能なのでしょうか。

1. 後悔とは何か?と考えると、ある価値観に立って自身の過去の行為を振り返った時に、それが間違っていた、と思うことではないでしょうか。

ところで、ある価値観で正しいことは、他の価値観では間違ってる、ということがあり得ると感じます。

そうであるとするならば、自身の立つ価値観が変われば、後悔は発生し得るように思います。


例えば、ある親が、以前は、子どものために何でも言うことを聞いてあげることが子どものためになると思っていても、それからいくつかの知見を得て、時には突き放し自分でやってみるように促すことが子どものためになる、と思うようになれば、過去に何でも言うことを聞いていた自分の行為を後悔するかもしれません。

ゆえに、後悔をすることは、自身の立つ価値観を変えていく場合には、避けることが難しいように思います。

2. 後悔をしている時、意識は過去に向いており、同時に未来に対して迷いがあるように思います。

というのも、未来に対して迷いがなければ、反省というかたちになるように思うからです。

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3.  また、未来に対して迷わない人は、外界の価値観から影響を受けず、頑固(強固、変化しない)であるとも感じます。

つまり、変化しないような最も普遍的な価値観を持ち、これから自身の個々の行為をその都度演繹することが可能であれば、迷うことはないように思います。


ゆえに、影響を受ける素直さ(柔軟、変化する)がある人は、未来に対して迷うことがあるように思います。

まとめれば、素直な人は、未来に対して迷い、未来に対して迷う人は、後悔し得るのではないか、という予測です。

4.  また、後悔している時は、未来に対して迷っている時であり、それゆえ、決断することからくるプレッシャー、即ち、覚悟を決めなければならない、責任を負わなくてはならない、自身で考えなければならない、といったことを感じていないように思います。

それゆえ、後悔をしないには、1.生涯同一の価値観に基づき生きていくか、2.決断によるプレッシャーを受け入れ続けて生きていく、という二つの生きる方途があるように思います。

ここ迄読んでいただきありがとうございます。今日も良い一日をお過ごしください。